乾麺が一袋、ツナ缶が一つ、玉ねぎが半分。これだけあれば、買い物に行かずに夕食を作れます。麺をゆでている間に玉ねぎとツナを炒め、最後に合わせましょう。この献立を日本語で言うなら「ツナ缶を使って、夕食を作ります」。手元の材料から料理を考えるときに使える表現です。
買い置きは「食材名」より「役割」で見る
平日の夕食を一日ずつ決めようとすると、足りない食材に目が向きがちです。まず棚と冷蔵庫を見て、手元の食材を主食・たんぱく質のおかず・野菜・味付けの四つに分けてみましょう。買い置きだけで全部そろわなくても大丈夫。献立の土台が決まれば、買い足すものも絞れます。
- 主食:米、乾麺、パスタなど。残量と調理時間も確認します。
- たんぱく質のおかず:豆の缶詰、ツナ缶、高野豆腐など。冷蔵庫に卵や豆腐があれば、それも数に入れます。
- 野菜:玉ねぎ、にんじん、冷凍野菜など。傷みやすい生鮮野菜は先に使う候補です。
- 味付け:しょうゆ、みそ、酢、トマトの水煮など。同じ食材でも味を変えられます。
米と豆の缶詰があっても野菜がなければ、冷凍野菜を足すか、買い物メモに一種類書きます。目的は「あるものを全部使う」ことではなく、夕食に足りない役割を見つけること。缶詰や乾物も、開封後は表示に従って保存し、早めに使い切りましょう。

五日分を固定せず、三つの献立の型を用意する
忙しさも残り物の量も、日によって変わります。月曜日から金曜日まで料理名を決めてしまうより、短時間で作れる「型」を三つ持っておくと予定を変えやすくなります。まず賞味期限と食材の状態を確かめ、早く使いたいものをどの型に入れるか考えましょう。
型1:主食に具をのせる
ご飯に温めた豆と野菜をのせる。あるいは、ゆでた麺にツナと炒めた玉ねぎを合わせる。主食を調理している間に具を準備できる型です。缶詰や調味料には塩分が多いものもあるので、味を見ながら少しずつ加えます。
型2:汁物に主食を添える
みそ汁やトマト味のスープに、野菜と豆腐・豆などを入れ、ご飯やパンを添えます。鍋一つで作りやすい夕食です。乾物を使うなら、戻す時間が必要かどうか、包装の調理方法を先に見ておきましょう。
型3:残った材料を一皿にまとめる
少量のご飯と野菜は炒めご飯に、ゆでたじゃがいもと卵は具入りオムレツにできます。残り物は保存していた時間や状態を確かめ、必要に応じて十分に温めてください。においだけで安全かどうかを判断しないことも大切です。
一週間の予定には、「時間のない日は型1」「鍋を使える日は型2」と、調理の負担を目安に書いておくと便利です。予定が変わったら、食材を使う日や型を入れ替えられます。
日本語表現「~を使って」:材料と方法を伝える
献立を説明するときは、名詞+を使って+動作を表す文を使ってみましょう。「~を使って」は、ある物を利用して何かをするという意味です。「ツナ缶を使って、パスタを作ります」なら、使う材料が伝わります。道具についても言えますが、ここでは食材を使った文で練習します。
- 豆の缶詰を使って、スープを作ります。
- 残ったご飯を使って、炒めご飯を作ります。
- 冷凍野菜を使って、夕食の準備をします。
「使って」は動詞「使う」のて形で、「を」は使う物を示します。まず「材料を使って、料理を作ります」という形を覚え、材料や料理の名前を入れ替えてみてください。「ツナ缶でパスタを作ります」も自然ですが、「~を使って」なら材料を利用する動作をはっきり表せます。
否定文と過去形にもつなげる
「~を使って」の後ろを変えれば、これから作る料理だけでなく、作らない料理や作った料理についても話せます。語順は変えず、文末の動詞を見比べてみましょう。
- 今日は卵を使って、夕食を作りません。
- 昨日はトマトの水煮を使って、スープを作りました。
- 明日は残った野菜を使って、焼きそばを作ります。
「使いって」ではなく「使って」です。「使う、使って」と声に出して読むと、形を覚えやすくなります。

献立メモを日本語の練習にする
買い置きの一覧を長く書く必要はありません。夕食を決めたら、「何を使って、何を作るか」を日本語で一文だけ書いてみましょう。食材名が分からなければ、まずその一語を調べます。たとえば今日は「玉ねぎを使って、スープを作ります」、別の日には「玉ねぎを使って、炒めご飯を作ります」。同じ形で料理名を替える練習になります。
予定どおりに作らなくても、元の文を消さずに、実際の料理を過去形で書き足せます。「豆を使って、カレーを作ります」と予定し、スープに変えたなら、「豆を使って、スープを作りました」。予定と結果の両方を文にできます。
今夜は棚から食材を一つ選び、「〇〇を使って、〇〇を作ります」と書いてみてください。「乾麺を使って、野菜入りのうどんを作ります」なら、横に足りない具を一つメモしておけば、買い物の準備にもなります。
